9月の中旬、福岡から遠そうでそうでもない山口県の萩とその周辺を回ってきました。投稿に少し時間が経ってしまいました。
自宅を出て高速をひた走り約3時間弱、萩に到着です。あいにく天気がぐずぐずでしたが、綺麗に整備された城下町の古い街並みが私たちを迎えてくれました。
萩市について
萩は慶長9年(1604)に開府して以来、およそ260年にわたって毛利36万石の城下町として発展し、天災や戦災を免れ、当時の町割りや建物、道など当時のたたずまいが今日まで変わることなく継承されています。
平成27年7月にユネスコ世界遺産委員会で、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼・造船・石炭産業」が世界遺産に登録されました。この遺産群は九州・山口を中心に8県11市に23の資産があります。
萩エリアは時代順に1番目のエリアで、「萩反射炉」、「恵美須ヶ鼻造船所跡」、「大板山たたら製鉄遺跡」、「松下村塾」、「萩城下町」の5つの資産で構成されています。
萩は山の中にあるイメージですが、阿武川の下流の三角州の上に発達した街で、日本海に面しており、昼食は漁港直結のレストランで美味しく海鮮丼を食しました。
松下村塾
以前より一度訪れてみたいと思っていました。建物は松陰神社の中にあり、松蔭に関する説明の碑などが綺麗に整備されており、何となくその時代の雰囲気を醸し出しています。
松陰は身分や階級にとらわれず塾生として受け入れ、わずか1年余りの間でしたが、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山県有朋、山田顕義、品川弥二郎など、明治維新の原動力となり、明治新政府に活躍した多くの逸材を育てました。
部屋の壁には、松蔭をはじめとして15名の肖像画や写真が掲げられており、よくもまぁ将来を背負った人達が集まったものかと思い、時代が変わる時は何か大きな力が呼び寄せたのですね。
写真は、上段の真ん中が「吉田松陰」、その左が「高杉晋作」右端が「木戸孝允」、中段の右端が「伊藤博文」その右が「山県有朋」です。
松陰は、「学は人たる所以を学ぶなり。塾係くるに村名を以てす。」と『松下村塾記』に記し、村名を冠した塾名に誇りと責任を感じ、志ある人材を育てようとしました。
元乃隅神社
元乃稲成神社は 1955 年に白狐のお告げにより創建された神社で、日本海の大パノラマを背に 123基の鳥居が連なる圧巻の景色は、2015年にアメリカの放送局 CNNが発表した「日本の最も美しい場所 31選」にも選ばれました。
萩を訪れた夜は長門湯本温泉に泊まり、翌朝元乃隅神社をめざしました。まずナビをセットしようとしたのですが、神社名では検索出来ず、おおまかな地名を入れて出発、途中ところどころに案内板がありましたが、くねくねと狭い道が続き運転に結構気を使いました。
角島大橋
テレビCMやロケ地にたびたび登場する角島大橋。リゾートのような白い砂浜とコバルトブルーの海が広がる絶景がSNSでも話題となり、またたく間に日本トップクラスの絶景ポイントとして紹介されるようになりました。
橋の長さも無料で渡れる一般道としては日本屈指の長さです。(1,780m)
当日は生憎の「曇り時々雨」、青い空に輝くコバルトブルーの海とまではいきませんでしたが、天気が良ければきっと綺麗だろうなぁ〜と思います。
ただ、そのためだけに出かけると言うよりは、どこかに行った帰り道のに立ち寄るのが良いと思います。