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黄檗山萬福寺のランタンフェスティバル(京都観光 2023年秋)

10月中旬に妻と一緒に義母を訪問し、その流れで2泊3日の京都観光をしてきました。最近は、春と秋に訪れるのが恒例となっています。

紅葉には1ヶ月早いのですが、京都の紅葉は今までも十分楽しんできたし、交通渋滞やあの人混みを避ける意味からも少し早めの訪問です。と言っても観光客は多く、7割は外国人と言った感じで、さすが京都ですね。

初日は、義母を訪問した後、夜に黄檗山萬福寺のランタンフェズティバルへ、2日目はベタにあの「金閣寺」「銀閣寺」、最終日は南座で公演中の藤山直美さんの「錦秋喜劇特別公演」を鑑賞し、その後相国寺の承天閣美術館で開催中の「若冲と応挙」を鑑賞してきました。

3日間とも天気も良く、今回も懐かしく楽しい旅行となりました。まずはランタンフェズティバルについて紹介します。

萬福寺と黄檗宗について

黄檗山萬福寺は1661年に中国僧「隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師」によって開創されました。

日本でいう「禅宗」は、臨済宗、曹洞宗、黄檗宗の三宗に分類されていますが、他の2つの禅宗と黄檗宗が大きく違う点として、中国的な特徴を色濃く残しているということが挙げられます。

黄檗山の建造物は中国の明朝様式を取り入れた伽藍配置で、正面一間を吹放しとした主要伽藍を中心軸上に置き、同じ大きさの諸堂が左右対称に配されています。

そういった建築物・美術・印刷以外にも、隠元豆(いんげんまめ)・西瓜(すいか)・蓮根(れんこん)・孟宗竹(たけのこ)・木魚なども隠元禅師から日本にもたらされたものであり、当時江戸時代の文化全般に影響を与えたといわれています。

また、予約が必要ですが、普茶料理(ふちゃりょうり)を食する事が出来ます。この普茶料理とは、本宗の開祖隠元禅師が中国から伝えた精進料理で、「普茶」とは「普く(あまねく)大衆と茶を供にする」という意味を示すところから生まれた言葉です。

黄檗山萬福寺へGo!

当日は、いったん京都駅近くのホテルにチェックインし、奈良線で黄檗駅を目指します。

京都駅から黄檗まで18分、15分間隔で出ており気楽に行けます。ちなみに、平等院のある宇治駅は次の駅です。

ランタンフェスティバルを見るには入場券1500円が必要です。前売りだと1300円、スマホでポチッとして事前に購入しておきました。

最近はオンライン決済&電子チケットが増えておりわざわざチッケットと引き換えなくて済むのでとっても便利です。

ランタンフェスティバル

開催期間は10月8日から12月10日までの17時30分から21時までとなっており、結構長く開催されていますが、だんだん寒くなってくるので早めに訪れたほうが良いですね。

広い境内の至る所にこれでもかと言うくらいにランタンが展示してあり、夜の深まりとも相まってとっても綺麗かつ幻想的です。

また、週末はあの伝統芸能の「中国変面ショー」を始めとしてイベントが開催されており、折角行くならそれに合わせたほうが良いです。

私は以前より「中国変面ショー」を見たいと思っていたので、それを鑑賞できてとっても楽しい夜となりました。