九州のお勧めの観光地の一つに「阿蘇山」が挙げられます。
外輪山から眺めるあのカルデラの雄大さ、草千里ヶ浜の大草原、時々噴火する壮大な中岳等、お勧めのスポットは沢山あります。
今回は「南阿蘇鉄道」と「くじゅう花公園」を紹介します。
目次
がんばれ!南阿蘇鉄道
南阿蘇鉄道は、地元の足として、週末はトロッコ列車を運行するなど、阿蘇観光には欠かせないローカル色豊かな鉄道として愛されています。
路線は立野駅から高森駅までの17Km、片道約30分、I日14往復運行しています。その中でトロッコ列車は1日2往復片道50分です。
2016年4月の熊本震災で甚大な被害を受け一時は運休となっていましたが、今年7月に全線で運転を再開したとのニュースを受け、一度行ってみたいと思っていました。
ホームページによるとトロッコ列車は7月から11月の週末運行となっており、3日前迄に予約が必要です。
今回は晴天に誘われて、急に思い立って10月下旬の平日に行ってきました。
目指したのは「高森駅」です。綺麗に整備された駅の駐車場に車を止め、往復で乗車しました。
駅舎は新しく、地元のお土産品や軽い喫茶コーナー、子供達が描いた絵の展示コーナーがあります。
停車場にはワンピース塗装の列車が停車しており、頑張って盛り上げています。
出発の40分前位に着いたにも関わらず多くの人が電車を待っていました。
殆どが観光客で、駅のホームに自由に入る事が出来、みんな色んな所で記念撮影しています。
折り返しの1両編成のディーゼル車が到着し、お客が降りると整理券を取って乗車します。ワンマンバス感覚です。
みんなが丁度座れる程度の混み具合です。
電車はディーゼル音を出しながらゆっくりと走ります。
澄み切った青空、カルデラの田園風景と阿蘇の外輪山を眺めながら、何か懐かしく、ゆったりとした気持ちになりました。
終点の立野駅までは8つの駅があり、駅舎はそれぞれ特徴があります。
ガンダムのプラモが置いてある「中松駅」、昔懐かしい駅舎を醸し出す「長陽駅」、日本で一番長い駅名だった「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」など、様様な工夫がされています。
また、「見晴台駅」は、上白石萌歌さんのキリンビバレッジのCMが撮影された駅だとアナウンスされていました。
立野駅からの折り返しは外人団体客が乗車、こんな所にまでと思いました。
運転士はひとりで駅での折り返し業務をこなし、途中駅では観光案内のアナウンスをされるなど、経営努力をされている姿を見ると、この路線が続きますようにと思いました。
帰り道に高森駅から車で10分程度の「白川水源」に寄りました。
阿蘇山周辺にはたくさんの湧水スポットがあり、中でも白川水源は豊富な水量を誇リます。透明度も高く「名水百選」に選ばれています。
水源の水は汲んで帰ることができるので、ペットボトルなどを持って行きましょう。
くじゅう花公園
九州の中心部位置する雄大な久住高原、そこに広がる22万平方メートルのくじゅう花公園は、年間500種500万本の花々が咲き誇ります。
広大な園内は、4つのエリアに分かれており、春はチューリップやネモフィラ、夏はひまわり、秋はサルビアやコスモスと季節毎に楽しめるそうです。
訪れたのは11月1日、風もなく気持ちの良い晴天。入園料1200円を払い公園の中に入り、まずは昼食をとりました。
レストランというよりはフードコートみたいなお店でしたが、テラスで食べた日田焼きそばは、麺が香ばしくとっても美味しかったです。
入園料1200円は少し高いと感じましたが、あの広い公園の維持管理を思うと致し方ないかと。なお、12月から2月の間は休園となります。
ケイトウ、サルビア、マリーゴールドが満開、コキアも赤く色づき始めていました。
阿蘇の山並みと澄み渡る青空をバックに、
と、写真を撮りまくり、その中で秀逸なのを何枚かアップしました。
また、施設内にはグランピング施設もありました。
ミルクロードとレストラン北山
くじゅう花公園や大観峰へは、外輪山の尾根に沿って走る「阿蘇ミルクロード」をドライブしながら行くのがお勧めです。
周辺に牧場が多いことからこの名前がついたらしいですが、なだらかな草原をかっ飛ばす爽快感がなんとも言えません。
途中「大観峰」があります。色んな情報誌では一番のおすすめスポットと言われますが、私の一番は「レストラン北山 西湯浦園地展望所」です。
大観峰は人も多く、展望所まで結構歩かないといけませんが、ここは目の前に阿蘇カルデラが広がります。
また、定番中の定番として「草千里ヶ浜」があります。大観峰と並ぶ阿蘇の絶景ビュースポットとして有名で、阿蘇烏帽子岳の麓に広がる直径約1kmの草原では、放牧された馬がのんびりと草を食む姿が印象的です。ただ、ここも結構人が多いです。