今月11月2日(祭の中日)白秋祭水上パレードに乗船する事が出来ました。この感動を一人で抱えておくのはもったいないと思い、その様子を皆さんに紹介したいと思います。
白秋祭水上パレードについて
柳川出身の詩聖北原白秋先生が1942年11月2日にお亡くなりになられて10年の節目を機に始まった遺徳を偲ぶ行事です。毎年命日を挟んで前後3日(11月1〜3日)で行われ、今年で67回目となります。
約4キロの掘割をどんこ船に乗って下るのですが、その堀沿いには各所にステージがあり、大正琴や沖の石太鼓の演奏、合唱コーラスにブラスバンドなどが披露されます。
川岸にはかがり火がたかれ、水面には行灯が浮かび、その中を船が静かに進みます。また、花火による市民の皆さんの心のこもった歓迎などがあります。最終地点では打ち上げ花火、そして詩碑苑での献詩・献酒でフィナーレを迎えます。
水郷柳川ならではのお祭りで、北原白秋への想いと幻想的な夜が満喫できます。また、遊歩道などからもステージイベントや花火の一部を楽しむことができます。
(白秋祭パンフレットから引用)
水上パレードの経路とイベント図
「白秋祭」の始まり、始まり〜
目次
柳川城堀水門に集合
数カ所ある川下り乗り場から城堀水門に集合、川幅一杯にぎっしりと「どんこ舟」が集まり、舟に括り付けられた提灯の灯りともあいまって、とっても美しかったです。
既に宴会が始まっており、美味しい料理に舌鼓を打ちつつお酒も入っています。なかには、鍋を持ち込んでいるグループもあって、こりゃ日本酒とで暖まりますなぁ〜!
いよいよスタート
18時になると、先ずは主催者である観光協会の高橋会長、金子市長の挨拶、そして水郷柳川キャンペーンレディー「水の精」による注意事項の説明の後、市長の掛け声を合図に、合唱団に歌声に見送られて順番に水門を下っていきます。
総勢で70隻余りがあの狭い水門を一艘ずつ下る訳で、最後が通過するには1時間半は掛かります。
昔は、140隻もの船が出ていたという事ですが、船頭さん不足等もあり、今年は73隻となったそうです。
それでも、昨年よりは10隻増え、柳川市職員による「船頭クラブ」の有志に加え、九州産業大学地域共創学部観光学科の皆さん9名を長期インターンシップ・ビジネス人材育成プログラムの一環として受け入れ、夏の暑い最中福岡から西鉄電車で柳川まで通い、厳しい訓練を経ての、この白秋祭がデビューとなりました。
様々な催し物が次から次に
約4キロのコースのあちらこちらにステージがあり、学校や諸団体の皆さんの演奏が披露されます。
順番に、三味線(泉 徳弓社中)、どろつくどん(上町)、琴演奏(伝習館高校琴部)、柳川高校吹奏楽部、柳川日吉太鼓、歓迎提灯トンネル、大正琴(水郷会)、白梅学園吹奏楽部、三橋町柳川沖の石太鼓振興会、飛龍どろつくとんの会、社会福祉法人学正会雅楽部と続きます。
皆さん、練習が大変だった事でしょう。どれもこれもとっても心がこもっていて素敵でした。そして、どろつくどんは、小さい頃とても怖かった事を思い出しました。
川岸からも花火で大歓迎
川岸や川辺の家の庭から花火やシャボン玉で歓迎してくれています。また、橋の上にも沢山の家族連れ、老若男女が「こんにちは!」、「行ってらっしゃーい!」と元気に声を掛けてくれる事に感動すら感じました。
まさに、みんなで作り上げ、白秋先生を敬う年に一度の市民の祭りです。
終点では篠笛演奏と花火がドッカーン!
ステージでは、草笛奏者の狩野泰一さんと片野聡さんの二重奏、スクリーンの画像と相まって、北原白秋先生を偲ばれます。
そして、仕上げに花火!船の上から間近に見える花火は迫力満点でした。
白秋詩碑苑の前で
船から上がり北原白秋先生の詩碑の前に集合し、詩歌に聞き入ります。
最後は、みんなで詩碑に献酒を行い。終了となりました。
最後に
今年で67回目となった白秋祭、来年の申し込み方法など詳細については、主催者である柳川市観光協会(TEL0944-73-2145)まで。
因みに、今年の申し込み受付は4月1日からで、応募者多数により抽選となりました。
参考
柳川市観光協会