退職を契機に、東京近郊の家を残したまま、故郷の柳川にUターンした65歳夫婦、その様子について紹介します。
目次
何はともかくお片付け!
大まかな時期を決めて早々に準備開始
大体半年前からイメージを膨らませ、本格的には2ヶ月前から始めました。
ずっと考えている訳でもなかったですが、気づいたことは夫婦で話し、認識を揃えていきました。
やることを決めてコツコツと
少しずつではありますが、振り返ると結構よくぞここまで出来たとビックリ!まさにチリも積もれば山となりました。
やっているうちに、「こんなのがあった」「これどうする?」みたいな課題が出現、早めにやって良かったです。
夫と妻でよく話して共有
大きな物は私も妻も気づいており、2人で話をしてすんなりと決まりました。
一方で、妻は家事周りに限らず様々な事に気づいており、いかに私は家の事を知らないかを痛感しました。
断捨離には絶好の機会、心持ちも断捨離
今回はとりあえずこちらの家を残す事から、「持って行くもの/残すもの/それとも捨てるもの」を決めるのが大変でした。
また、やっているうちに「こんなものが・・・」が出現し、昔が懐かしく少しはその感情に浸りましたが、それは要らないもので、即廃棄としました。
庭の木々や草取りは時期と地道な努力で
夏はあれよあれよと言う間に草木が伸びます。これを放っておくといつの間にかジャングル状態になり、お隣にも迷惑をかけることにもなります。これからはそんなに頻繁には出来ないので、徹底して木々を伐採しました。
なかには、植木そのものを伐採し根っこも抜いて廃棄したのですが、これがとっても大変!!私達の想像以上に広く根を張っており、汗だくになりながら土を掘り起こして根を切っていきました。その際に大活躍したのが「根切りノコギリ」、今回の一連の作業でノコギリの刃がボロボロになりましたが、これは絶対にお勧めです。
いつ引っ越す?
時期はそれぞれの事情で・・・
まず、会社の人事異動は会社指示なので、指示に従って引っ越す事になりますが、引越し代金も会社持ちなので気楽にやれば良いです。
次に、入学/卒業等、時期が決まっている際の引っ越しは、うまく先行してやらないと相当高くつく事になります。特に、春は会社の異動時期とも重なり、通常の倍以上かかる事もザラではありません。
そして私達自由度がある人は、これらを考慮して時期を決定すると安く引っ越しが出来ます。
私達は9月中旬に引越し
6月に退職しましたが、新型コロナの影響で直ぐには動けない状況でした。そうこうするうちに夏になり草木は伸び放題、これらが伸び切った後で伐採と草むしり、常緑樹は大胆に木々を伐採しました。
夏は暑いけれど1日が長く、片付けやゴミ処理を身軽に出来木、汗はシャワーで、そしてダイエットも出来ました。そして、暑過ぎず寒くなる前の9月連休前に決めました。
業者選定は引越しの2ヶ月前までに、それも幅をもった日にちで提案
何はともかくピーク期は絶対に避ける事です。ピーク期は季節的なピークに加えて、祝日・連休などもあるので、そんなに選択できる日はありません。
早く交渉すると業者としても引越し日程があまり埋まっていない事から、日程の調整が楽です。また、価格は様々な状況で大きく変わるので、日程は幅を持ち、最後は業者預けた方が良いと思います。例えば、地方からの戻り便を活用出来れば空で帰るよりはマシと言うことで相当安くしてくれます。
私達の引っ越しはそうでした。たまたま福岡から千葉への引越し便があり(金・土・日曜日)、その戻り便(日・月・火曜日)にする事で想定より安く出来ました。
ただ、最終的に引っ越し日が決まるのは遅くなりました。加えて、日曜は首都高が空いており、午後だと東名下りも渋滞もなく快適なドライブでした。
引越し業社はどこに?
数社に見積もりを依頼
- まずは「引っ越し見積もり一括比較」に条件を入力すると、長距離で対応できるのは大手4社で、その中の3社にWebで見積もりを依頼しました。
- すると、A社は直ぐに、B社は当日中、C社は翌日に電話が入り、また、その際電話の相手は、A社は専門的な感じ話し方で、C社は単なるアポ取り感じの人と、それぞれの会社の体質を感じました。
営業マンで会社の体質?を感じました
<A社>
- やる気をあまり感じられません
- 人使いが荒いとか・・会社を良く言われません
- 荷物の確認は大雑把でメモもされません
<B社>
- 口は達者でまさにセールスマン、加えて専門性もあります
- 自信、余裕の表れか、他社をディスっていられました
- 価格調整と称して目の前で会社に電話をされてわざとらしかったです
<C社>
- 経験豊富で現場の叩き上げといった感じでした
- 結構細かい所まで、色々説明してくれました
- セールストークがたち過ぎ?で胡散臭かったです
思い込み、既成概念は禁物
当初はB社を想定していましたが、営業マンとの話も踏まえC社にしました。
- 3社とも大手であり品質はある程度確保されていると想定しました。
- その中でC社は営業マンの説明も具体的で、他社より大幅に安かったです。
廃棄物は出来る限り自分自身で
市の仕組みを活用しました
- 自家用車に積める範囲にまとまったら都度町の焼却場へ持っていきました。車に一杯積んでも1000円〜2000円で済みました。
- 車に積めない大物、具体的には整理ダンスと食器棚は月2回の1個500円で市の粗大ゴミで出しました。
- 和・洋タンスですが、これはさすがに家の外に運び出せそうになかったので引っ越し時に業者に依頼したのですが、ふたつで15000円と結構たかくつきました。
- 最後に、古くなったるDESKTOP PCは、リサイクル対応機種だったので、ネットで申請し、データを初期化し郵送にて無料回収してもらいました。
切った木も燃えるゴミの日に廃棄
- 切り株や大きな木を捨てるに当たっては、紐で束ねて燃えるゴミの日に少しずつ出しました。
- また、草や細かい枝木は小さく刻んで燃えるゴミ袋に入れて少しずつ廃棄しました。
連絡、届け出を忘れずに
引っ越しの数日前に市役所に転出届を出し、同時に介護保険証を返却しました。ちなみに、介護保険料を払い過ぎていれば、後から返却されます。
次に、町内会への脱会届け出も忘れずに行い、最後は仲の良いご近所の皆さんに記念品を持ってご挨拶に。何かあった時にお世話になる事になります。
家電類の対応は家の冷蔵庫は2日前から電源オフ/大掃除/乾燥させる
基本はそのままにしておくのですが、悩みは冷蔵庫の扱いです。まず、電源をどうするのか、次に中味をどうするのかです。
私達は冷蔵庫の電源を落とすこととしました。冷蔵庫の中味は料理メニューをうまくコントロールして基本使い切り、日持ちのする調味料は車に積んで一緒に引っ越しました。その際、バター等用冷蔵品はクーラーボックスに入れ保管、冷蔵庫そのものは1日前に電源を落とし扉を開放し、綺麗に掃除、乾燥しました。
最後に大掃除
最後は、荷物搬出後の掃除です。荷物はひと部屋にまとめておき、空いた部屋は事前に掃除をしていたので、最後の掃除はそんなに負担はありませんでした。生ゴミは曜日が合わなかったので綺麗に縛って近所の知り合いに依頼しました。
最後に、先日上京したのですが、何を残したかはしっかりメモをしていなかったので、着る服が少なかったです。食料品は買えば良いのですが、洋服類は改めてだと勿体無いですね。