柳川に本格的に住み始めて初めての春、庭には色々な花が咲きました
写真を撮り、GreenSnapと言うアプリで名前を調べ、NHK出版の「みんなの趣味の園芸」などを参考にまとめました
ハナズオウ(花蘇芳)
- 明るい茶色の樹皮が美しい落葉花木で、春になると葉が出る前に、赤みを帯びた紫色の小さな花を密集して枝につけ、ひときわ目を引きます
- 枝はあまり横には広がらずほうき状となり、株立ちやそれに近い樹形となります
- 花後に展開するハート形の葉や、房なりになる豆果(とうか)も可愛らしいです
- 緑色の豆果が熟すにつれ濃い褐色なり、季節の変化が楽しめます
- 花言葉は「裏切り」「不信仰」
ツバキ(椿)
- ツバキはツバキ科ツバキ属の常緑高木で、光沢のある濃い緑の葉を持ちます
- 名前の由来には諸説があり、厚みのある葉の意味で「あつば木」、つややかな葉の「艶葉木(つやばき)」、光沢のある葉の「光沢木(つやき)」、ほかにもまだありますが、花より葉の美しさが名前の由来とされる説が多いのも興味深いです
- 和名としてのツバキは野生種のCamellia japonicaの事ですが、一般的に本種を交配親にもつ園芸品種も単にツバキとして扱われる事もあります
- 花言葉は「控えめな素晴らしさ」「謙虚な美徳」
フリージア
- フリージアは芳香があり、切り花としても人気の高く、12種の野生種が南アフリカに分布しています
- 自生地の多くは夏に乾燥し、冬に湿潤となる地中海性気候で、秋に芽を出して生育し、春に開花した後夏に地上部が枯れて休眠します(多年草)
- 耐寒性はさほど強くありませんが、関東地方以西であれば戸外で冬越しします
- 6~12輪くらいの花を穂状に咲かせ、一重と八重があり、花色も白、あか、ピンク、オレンジ、黄、紫、複色と豊富で、特に黄花と白花は香りが強い傾向にあります
- 花言葉は「あどけなさ」「純潔」「親愛の情」
シャクナゲ(石楠花)
- 常緑性の花木で、原種が19世紀中期、プラントハンターによって中国から西欧にもたらされ、その花の美しさと豪華さで当時の人々を驚嘆させ、数多くの交配が行われてきました
- これまで世界各地で5000を超す園芸品種が作出され、西洋では春を彩る花木として庭に欠かせない存在となっています
- 赤、白、黄、ピンクなど変化に富んだ花色と、大きく豪華な花房は、ほかの植物を圧倒する美しさを誇っています
- シャクナゲの原種は高山に自生するため、日本の夏の暑さには弱いと思われがちですが、現在出回っているシャクナゲは、耐暑性の強い園芸品種や、日本で改良された園芸品種など、栽培が容易なものがほとんどです
- 花言葉は「威厳」「荘厳」「危険」
ツルニチニチソウ(蔓日々草)
- ビンカ属はつる性の多年草または亜低木に分類され、日本ではツルニチニチソウ(Vinca major)とそれより小型のヒメツルニチニチソウ(V. minor)の2種がよく知られており、どちらも、茎が地表を這い、節から根を下ろして広がります
- 花は春から初夏にかけて、立ち上がる茎の葉腋に青や白色の花を咲かせますが、花よりもむしろ、葉に斑の入る品種がガーデニング素材として親しまれています
- 緑葉に白や黄色の斑が入る品種があり、斑の入り方にもバラエティがあります
- 花言葉は「幼なじみ」「優しい思い」「生涯の友情」「楽しい思い出」
コデマリ(小手毬)
- 細い枝や葉が見えなくなるほど白い多数の花を咲かせ、枝垂れる姿がとても見事で、庭木や切り花として利用される春を代表する花木です
- 古く中国から渡来し、江戸時代初期から観賞用に栽培され、和名は花の集まり(花序)を、小型の手毬に見立てました
- コデマリの属するシモツケ属は、シモツケやユキヤナギなど、小型で丈夫な育てやすい観賞価値の高い花木が含まれる重要なグループで、北半球の温帯に100種ほどが分布しています
- 花言葉は「優雅」「上品」「友情」
ツツジ
- 古くから栽培されるツツジは、日本人に最も親しまれている植物の一つです
ツツジの名は、一般的にはサツキを除く、半常緑性のヤマツツジの仲間(ツツジ属ヤマツツジ節)の総称として使われます - ヤマツツジの仲間は、アジア東部に約90種が分布し、日本には花の美しいヤマツツジやキシツツジ、モチツツジ、サツキなど17種ほどが自生しています
- 江戸時代中期に、‘本霧島’や‘白琉球’、‘大紫’など現在でも栽培される数多くの園芸品種が作出され、また、クルメツツジは江戸末期に作出され、明治から大正にかけて多くの品種がつくられています
- 花言葉は「節度」「慎み」赤のツツジは「恋の喜び」白のツツジは「初恋」
シラン(紫蘭)
- 春になると、地下に連ねた扁平な地下球(偽球茎)からササのような葉茎を伸ばし、先端に赤紫色の華麗な花を咲かせます
- 晩秋には葉を落とし休眠し、結実するとタネを飛ばし、気づかぬうちに庭のあちらこちらから小苗が発芽していることがよくあります
- 最近では、色変わりや変化花も多く見いだされており、タネからも増やし易いいため、育種家によって新しい花づくりが各地で行われています
- 一般的に流通するのは、花が白い「白花シラン」、リップの先端をほんのり桃色に染めた「口紅シラン」、葉の縁に斑を流し染めた「覆輪シラン」などが有名です
- 花言葉は「あなたを忘れない」「変らぬ愛」
アヤメ(菖蒲)
- 高さ30~60cm、葉はまっすぐに立ち、茎の先端に1~3輪の花を咲かせる多年草です
- 多数の茎が株立ちになり、短く這う根茎からは多数のひげ根が伸びています
- 湿地の植物のように思われていますが、低山から高原の明るい草原に見られる植物で、古くから栽培されていますが、ハナショウブやカキツバタほど園芸品種は生まれていません
- 花言葉は「よい便り」「朗報」「メッセージ」「希望」
シャクヤク(芍薬)
- シャクヤクは「立てばシャクヤク、座ればボタン」といわれるように、ボタンと並んで高貴な美しさを漂わせ、豪華でエレガントな花を咲かせます
- 同属の植物でよく似ているボタンは木本で冬も枝が残るのに対し、シャクヤクのほうは草本で冬は地上部が枯れ、地中の根や芽で冬越しする点で区別出来ます
- 日本へは平安時代以前に薬草として伝えられましたが、その後は観賞用として多数の園芸品種がつくられ、これらは「和シャクヤク」と呼ばれます
- 「和シャクヤク」は一重咲きや翁咲きなど、比較的シンプルですっきりした花形のものが多いのに対し、ヨーロッパで育成された品種は洋シャクヤクと呼ばれ、こちらは手まり咲きやバラ咲きなど、弁数が多く香りの強いものが多いのが特徴です
- 花言葉は「はじらい」「慎ましさ」、ピンクのシャクヤクの花言葉は「はにかみ」、白のシャクヤクの花言葉は「幸せな結婚」
ストケシア(和名:瑠璃菊)
- ルリギクの名のとおり美しい青紫色をしていますが、改良され、ピンクやクリーム色なども出回るようになりました
- 日当り、水はけの良い場所を好みますが、半日陰でも育ち、耐寒、耐暑性もあります。
春か秋に株分けか実生、根挿しなどでふやします - 花言葉は「清楚な娘」「追想」「たくましさ」「追憶」「清らかな乙女」
キボウシ(ホスタ)
- ギボウシ属は世界の温帯地域で栽培されている多年草です
- 葉は根元にまとまってつきます。葉の幅はさまざまで、この葉は種類によって光沢のあるもの、つや消しのもの、白粉を帯びるもの、しわの目立つものなどがあり、また、多数の斑入りの園芸品種が育成されています
- 花茎は多くのものでまっすぐに、あるいは斜めに伸びて高さ15~200cmになり、白から淡紫色の花を多数咲かせます
- 存在感のある日陰向きの植物として、もっとも適している植物のひとつですが、冬は地上部が枯れてしまいます
- 花言葉は「落ち着き」「沈静」「冷静」
ナンテン(南天)
- 茎が直立して、先端に大型の数回にわたって分岐する羽状複葉の葉を互生につけています
和名のナンテンは漢名「南天燭」の略とされています - ナンテンは難を転ずることにも通じるため、縁起木、厄よけ、魔よけとして古くから庭に植えられてきました
- 漢方では、乾燥させた果実を南天実(なんてんじつ)といい、咳止め剤(鎮咳剤)として利用されています
- 白い花が持つ南天の花言葉「深すぎる愛」「機知に富む」「募る愛」、赤い実が持つ南天の花言葉「幸せ」「私の愛は増すばかり」「よき家庭」