そらマメくんhttps://solamamekun.com旅行、お祭り、Tipsなど楽しい話題を「そら」から「マメ」にまきますTue, 10 Dec 2024 06:48:18 +0000jahourly1https://solamamekun.com/wp-content/uploads/2022/06/d70bfa537b161a8b8399aa294feb3975-150x150.pngそらマメくんhttps://solamamekun.com3232 やっぱり京都の紅葉は素晴らしいhttps://solamamekun.com/2024/12/10/%e3%82%84%e3%81%a3%e3%81%b1%e3%82%8a%e4%ba%ac%e9%83%bd%e3%81%ae%e7%b4%85%e8%91%89%e3%81%af%e7%b4%a0%e6%99%b4%e3%82%89%e3%81%97%e3%81%84/Tue, 10 Dec 2024 05:30:26 +0000https://solamamekun.com/?p=2545

毎年春と秋に京都を訪ねていますが、11月末から4泊5日とゆっくり京都の紅葉を堪能してきました 幸いなことに、今年の紅葉の色づきは例年より遅く、ちょうど良いタイミングとなりました 夜はライトアップされた永観堂、清水寺、くろ ... ]]>

毎年春と秋に京都を訪ねていますが、11月末から4泊5日とゆっくり京都の紅葉を堪能してきました

幸いなことに、今年の紅葉の色づきは例年より遅く、ちょうど良いタイミングとなりました

夜はライトアップされた永観堂、清水寺、くろ谷金戒光明寺、昼間は真如堂、南禅寺、大覚寺そして知恩院をゆっくりと紅葉を堪能しました

また、早朝散歩を楽しむために東山の蹴上にホテルをとり、1時間半程度の散歩を楽しんだ後、朝食といった段取りです

オーバーツーリズムと言われる京都見物にあって、一番のポイントは朝早く訪れることです。早朝の冷たい空気そして観光客も殆どいない静まり返った寺院をゆっくり散歩するのは最高、加えて、お腹も空いた後の朝食もさらに美味しく味わえます

ここまでしっかりと紅葉狩りをしたのは初めてでしたが、結論的には、ライトアップは素晴らしいものの、本当の紅葉の色というよりは照明で照らされた光との混合となり、また人の多さにも圧倒されました

そんな中でも、池の水面に反射した紅葉は素晴らしかったです

一方で、真如堂をはじめとした圧倒的なもみじ、紅葉の真紅・緑・黄のグラデーション、それを投下する太陽の光がとっても鮮やかで、やはり昼間の鑑賞が良いと思います

今回は、各寺院で気に入った写真を3枚ずつ厳選してアップします

ライトアップされた紅葉

清水寺

「清水の舞台から飛び降りる」の言葉の通り清水寺は切り立った崖の上に建てられており、そこからの市内の眺め、清水の舞台が素晴らしかったです

清水の舞台には人がいっぱい
三重塔の向こうに京都市内が見えます
ライトアップされた清水の舞台

永観堂(禅林寺)

京都の紅葉ポスターに必ず出てくる紅葉の名所で、夜7時頃に行ったのですが、入場券を買うのに数百メートル並んでいました

ここは池の周りの紅葉が池に反射し、幻想的な写真が撮れました

紅葉に埋もれる釈迦堂
放生池に反射する紅葉
紅葉の奥に多宝塔が見えます

くろ谷金戒光明寺

「くろ谷さん」の名で親しまれる浄土宗大本山、法然上人が初めて草庵を結んだ地で、幕末の京都守護職を務めた会津藩主・松平容保が本陣を構えた寺で、新撰組誕生の地です

池に映る紅葉
参道の両脇の紅葉
堂々たる三門

お日さまに映える紅葉

真如堂

真如堂は、京都洛東にある天台宗のお寺で、紅葉の名所として親しまれていますが、桜や青もみじ、季節の草花による彩りも美しく、一年を通じて見どころの多い古刹です

提灯と紅葉
太陽に映える紅葉
真紅の紅葉

南禅寺

南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山で、紅葉はもちろん、境内に立ち並ぶ重厚な堂宇や庭園など見どころが豊富です

三門は、日本三大門に1つに数えられるほどの名門です

南禅寺の入り口
堂々たる三門の奥に紅葉が見えます
三門の両脇に紅葉

南禅寺の右奥には「水路閣」があり、その曲線美を描く赤レンガのアーチは、南禅寺の和風建築にマッチし、独特な雰囲気のある美しさを湛えています

紅葉と水路閣
水路閣
真正面から写した水路閣

大覚寺/大沢池

弘法大師空海を宗祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の本山で、その東に位置する大沢池は周囲約1kmの日本最古の人口の林泉庭園です

加えてここは周りに現代の物が無いことから、玄関前の川を始めとして時代劇などの撮影に使われています

大覚寺入り口の紅葉
大沢池
時代劇に使われた入り口側の川

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前立腺がんに罹患しました(第四回)https://solamamekun.com/2024/08/26/%e5%89%8d%e7%ab%8b%e8%85%ba%e3%81%8c%e3%82%93%e3%81%ab%e7%bd%b9%e6%82%a3%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%ef%bc%88%e7%ac%ac%e5%9b%9b%e5%9b%9e%ef%bc%89/Mon, 26 Aug 2024 07:16:25 +0000https://solamamekun.com/?p=2505

いよいよ本シリーズの最終回、退院その後です 入院から12日目、11時前には入院費の精算も終わり、とっとと退散です 帰りはタクシーを使うほどでもなく、病院から駅までバス、そこから家まで電車で1時間、座って帰りました 電車で ... ]]>

いよいよ本シリーズの最終回、退院その後です

退院

無事に退院

入院から12日目、11時前には入院費の精算も終わり、とっとと退散です

帰りはタクシーを使うほどでもなく、病院から駅までバス、そこから家まで電車で1時間、座って帰りました

電車では「痛みはどうか」とか、「尿がダダ漏れで大変なことにならないか」と心配しながら、そぉっと座りましたが、特に問題はありませんでした

そらマメくん
そらマメくん

家に着くと家族から退院の花を貰い感謝!しきりです

早速シャワーを浴び、新しいパッドに変えてスッキリ、取り替えたパットは結構重たかったです(笑)

腸の具合はまだまだで、あまり食欲もなく、ご飯にお味噌汁といったシンプルなもので十分、揚げ物類はまだまだ厳しかったです

尿もれは結構ひどい

退院して暫くは、動いたり歩いたりする時、自分の意思とは全く関係なく尿が漏れます

まさにアンコントロール状態。どこにどう力を入れていいかもわからず、なすがままとはこのことかなと実感しました

一方で、寝ている時は横になっており動かないので漏れませんが、トイレに行こうと起き上がるとチロチロ・・・

腸の方が大変です

腸の具合は相変わらず不調、漢方薬を貰って便は硬くないのですが、トイレでお尻に力を入れようとしても下腹部が痛く力が入れられません

前立腺を取り除き、尿の管を繋ぎ直しているのだから、大腸も含めてそこら辺はぐちゃぐちゃかと・・・

不安になったので、最後は貰っていた下剤を飲んで翌朝スッキリです。それなりに・・・

退院後の経過について

退院して3週間後に受診しました

まずは尿の出具合と残尿チェックですが、尿は勢いよく、また残尿もなくクリアーでした

前立腺がなくなったのですから当たり前と医師に言われましたが・・・(笑)

しかしながら、PSAを測ると「0.038」、「0」に限りなく近いと思っていたのですが、それなりの数値でびっくりしました

先生がおっしゃるには「1週間毎に半減していく」ので今の数値はそんなところかとの事で、少しは安心したのですが、何かガッカリです

手術後2ヶ月半に受診しました

検査は、尿とPSA検査のみ、結果は尿は問題なく、心配していたPSA値は検知出来ないくらいの「0」で、ホッとしました

これを持って、前立腺がんにかかわるプロセスは一旦終了となります

今後は、3か月ごとにPSAを測定し、数値が0.2~0.5になったら再発と言うことで、また新たなステージに移ります

前述の通り、再発率は30%とのことで、ある程度覚悟は必要かと思いますが、再発しないことを祈念して元気に過ごしたいと思います

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前立腺がんに罹患しました(第三回)https://solamamekun.com/2024/08/26/%e5%89%8d%e7%ab%8b%e8%85%ba%e3%81%8c%e3%82%93%e3%81%ab%e7%bd%b9%e6%82%a3%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%ef%bc%88%e7%ac%ac%e4%b8%89%e5%9b%9e%ef%bc%89/Mon, 26 Aug 2024 05:48:43 +0000https://solamamekun.com/?p=2478

いよいよ手術、そして手術後の様子です 前回の生検から3ヶ月以上経っていたので、新たに手術前検査が必要ということで、生体検査の時と同様の手術前検査を受けます 手術は5~6時間かかり、入院も2週間程度ということから、贅沢にも ... ]]>

いよいよ手術、そして手術後の様子です

全摘手術

手術にむけて

前回の生検から3ヶ月以上経っていたので、新たに手術前検査が必要ということで、生体検査の時と同様の手術前検査を受けます

手術は5~6時間かかり、入院も2週間程度ということから、贅沢にも個室をお願いすることにしました

そらマメくん
そらマメくん

個室なので、消灯時間もあまり関係なく、好きな時にテレビやタブレットでアマプラの映画など見ることが出来るのですが、本当に助かったのは「個室内のトイレ」です

いつでも自由にトイレに行け、やばそうな時も間に合いました(笑)

ちなみに、がん特約もついた医療保険に入っており、加えて高額医療制度も活用することで実質的な負担はありません

手術

手術の2日前に入院し体調を整えつつ、手術に問題がないか最終確認です

そらマメくん
そらマメくん

手術の前夜も含め特に不安よりも早くスッキリしたいという気持ちが強く、また、手術中は麻酔で意識もないので、あとは野となれ山となれ・・・

当日は8時頃から点滴が開始され、9時に手術室に向かいます

手術台に乗せられ酸素マスクを着け、麻酔開始・・・・、そこからは意識がありませんし、全てをお医者さんにお任せです

そらマメくん
そらマメくん

14時頃手術完了したらしい・・・、15時頃には麻酔が覚め、妻と再開しました

まだまだ頭はぼーっとしており、身体には尿管、点滴、心電図、足には圧縮マッサージ、酸素マスクと色々なものが付けられ、じっとして一晩を過ごしました

手術後

翌日から5日間が一番大変でした

一番苦労したのは腸の活動、次は尿管カテーテルで、一方で痛みはそこまで酷くなく点滴の中に含まれた鎮痛薬で十分でした

おならは出たか?と何度も聞かれるものの、おならは出ず、便意もわからずだんだん不安になってきました

聴診器で腸の音を聴かれ、弱いものの腸が動く音は聞こえる、またレントゲンも撮られ腸にガスが溜まっており大丈夫だとの事でしたが、本人的にはとても心配でした

そこで漢方薬をもらい、また病院内を歩き回り、最後には下剤も処方してやっと術後5日目に少しでました

トイレに行くにも尿管から袋つきの状態で便器に座るのも不思議だし、ふんばると下腹全体がキリキリと痛く便は出ません

腹の中が切り傷だらけでグチャグチャになっていたのだと思います

その間食欲も湧かず殆ど食べていないので出ないのも当たり前かぁと変に納得しました

なぜそこまで気にされるのかと思ったのですが、全身麻酔によって内臓は休眠状態になっており、特に今回の手術は麻酔から覚めるまで5時間近くかかっており、そこを起こさないといけないと言うことかと納得しました

食事は術後2日目から始まり、おもゆ、三分粥、五分粥となっていくのですが、全く食欲も湧かず逆に食事を見ると気持ち悪くなっていました

ちゃんと食べられるようになったのは、術後1週間それもパンに変更してもらい、久しぶりに美味しいと思いました

そこからは退院まではお見舞いの差し入れもあり、日に日に普通になり、術後9日目に無事退院です

膀胱留置カテーテルはとっても変な感じで不快です

手術後は、痛み止めを加えた点滴に加えて、膀胱から膀胱留置カテーテルまで管を通してあります

これは、前立腺摘出の前後の尿管を縫合しており、その縫合が落ち着くまで膀胱から管を通し、尿管を通して外の袋に尿を溜め、量や血液が混じっていないか等々、尿の状況を見るもので、ずっと垂れ流しの状態です

従って尿意もわかずトイレに行く必要もなく楽な面もありますが、違和感は否めません

術後5日、やっと膀胱留置カテーテルが外れ後は点滴の管だけとなりました

依然として点滴をぶら下げるスタンドガードルはついて回りますが動きは軽快です

一方で、管が外れると同時に、尿がダダ漏れです。いくらオシッコを止めようとしてもアンコントロール状態です

早速、準備していた尿漏れパッドを装着しました

そらマメくん
そらマメくん

赤ちゃんだった頃の記憶はありませんが、将来歳をとった時の自分のオムツ姿が想像され、情けない気持ちになります

また、トイレに行く度に尿の量を計り、交換したパッドをビニール袋に入れて収納入れに入れ、看護師さんがパッドの重量を測り、尿の量と尿もれ量を測るみたいで、退院まで続きました

3ヶ月もすると普通になると聞きますが、そのためにも「骨盤底筋体操」をするように指導されます

その効果もあってなのかわかりませんが、尿もれの量は少しずつ減り、現在はほとんど漏れません

とは言っても、パッドは用心のためしばらくは装着ですかね(笑)

摘出した前立腺の細胞検査結果

術後10日頃に手術医から摘出した前立腺の細胞検査の結果の説明がありました

結論で言うと、前立腺の外側に癌が侵食していた事がわかりました

お医者さん
お医者さん

摘出にあたってはその侵食した部分も含めて大きめに削除したので、摘出した前立腺の外側にはがんは残っていなかった

用心のためにリンパも削除したのですが、リンパへの侵食はなかった

との説明でした

従って最終的な診断結果は、「前立腺の皮膜を越えて周囲に進展」との事で、少しがっかりしましたが、そこはそれも含めて摘出したとのことで、とりあえず安心です

ちなみに、再発確率は30%との事で、神のみぞ知ると言うことかと自分を納得させます

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前立腺がんに罹患しました(第二回)https://solamamekun.com/2024/08/22/%e5%89%8d%e7%ab%8b%e8%85%ba%e3%81%8c%e3%82%93%e3%81%ab%e7%bd%b9%e6%82%a3%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%ef%bc%88%e7%ac%ac%e4%ba%8c%e5%9b%9e%ef%bc%89/Thu, 22 Aug 2024 04:44:04 +0000https://solamamekun.com/?p=2402

今回は、罹患の発覚から手術前までの経緯について書きます 尿の出に元気がないとの自覚はありましたが、前立腺肥大だろうと勝手に思い、ほったらかしにしていました 会社の健康診断に甘んじ、退職後も人間ドックを受診せず、また前立腺 ... ]]>

今回は、罹患の発覚から手術前までの経緯について書きます

発覚のきっかけは

振り返れば数年前からその兆候が・・・

尿の出に元気がないとの自覚はありましたが、前立腺肥大だろうと勝手に思い、ほったらかしにしていました

会社の健康診断に甘んじ、退職後も人間ドックを受診せず、また前立腺がんのPSA検査も受けていなかったので、発見が遅れました

今回の医師との話では、「数年前から罹患していたはず」との事です

人間ドックがきっかけ

そんな中で、人間ドックを受診し、その際PSA検査(血液検査で済みますし、たった3000円です)を追加しました

PSA検査とは

前立腺がんを早期発見するためにも最も有用な検査で、がんや炎症により前立腺組織が壊れるとPSAが血液中に漏れ出し増加するので検出が容易と言うことだそうです

結果は、正常値の範囲が「0~4.0」のところ「3.6」、そこで一旦はほっとしましたが、人間ドックを受けた病院から精密検査を受けた方が良いと言うことで、後日泌尿器科を訪れました

泌尿器科を受診しましたら・・・

受診では「尿の勢い」や「残尿量」そして「PSA値」を受診したところ、やはり尿の出は芳しくなく、PSAの数値は変わりませんでした

そらマメくん
そらマメくん

診断の中での医師との会話「父親が前立腺がんに罹患している」と話すと、この病気は遺伝性の影響が強いのでMRI検査を受けた方がいいと勧められました

後日、MRI検査を受けましたが、小さながんの可能性が見つかり、早速専門の病院を紹介されました

なお、そこは父親が20年通った病院で、私も父親を連れてよく行きました

検査から全摘手術を決心するまでのプロセス

さっそく専門病院で受診しました

PSA検査はすでに受けていたので、いきなり「直腸診・経直腸エコー診断」です

「直腸診」は医師が肛門から指を挿入して前立腺の表面の状況を調べ、「経直腸エコー診断」は超音波を発する器具(プローブ)を肛門から挿入して前立腺の大きさや形を調べられました

そらマメくん
そらマメくん

明らかな問題は見つからなかったみたいですが、なにせ太い器具にコンドームを被せ肛門から入れられた時、「ウウッ!」とした感じで、その後数日間は肛門あたりに違和感が残りました(笑)

最終的には「生検」です

PSA、直腸診、エコー診断を受けたものの、最終的には「生検」を受けることになりました

そらマメくん
そらマメくん

「だったら最初からそうすれば良いのに・・・」と思いつつ、検査日程の空き具合から生検は1ヶ月以上先です

これは、前立腺の細胞を何ヶ所(私の場合は12ヶ所)取って、がん細胞の有無とその深刻度合いを調べるもので、私の生検は2泊3日の入院で「経会陰式」で行われました

生検

肛門から超音波検査の機器を入れ前立腺の様子を観察します

陰嚢と肛門の間の会陰部から針を刺し、前立腺の組織を採取します

その前に「生検実施にあたり問題はないか」の確認のための検査、具体的には「血液検査」、「尿検査」、「レントゲン」、「心肺機能チェック」、「心電図検査」を受けます

ここからもわかるように、生検といっても、2泊3日の入院を伴う検査、下半身に麻酔をして行われるので「手術」と同じです

当日はお昼過ぎ頃入院し、翌日朝から点滴が始まり、9時に手術室に向かいます

そこはよくテレビで見るような大きな扉と番号が書かれた手術室が並んでおり、その一室に入ります

執刀医と看護師さんが何人かいて、背中から麻酔注射をされ、後は先生にお任せ状態でした

術中は意識がわからない様にねむっていることを希望していたので、その間の状況は全くわかりません

1時間程して遠くから声が聞こえて目が覚め、すると、身体には尿管が繋がれ、点滴と合わせてじっとして一晩過ごし、翌朝には尿管も外され、午後には退院です

生検の結果

生検から1週間後、結果を聞きにいきました

まぁ、癌の疑いと言いつつもPSAも基準内だし、大したことなく経過観察しつつ治療かなと思って行ったところ、結果は12ヶ所中7ヶ所でがん細胞が見つかり、そのうち5ヶ所が悪性度も高かったです

そらマメくん
そらマメくん

想定外でしたし、そこは冷静に受け止めるしかありませんでしたが、意外と普通でした

では今後の治療をどうするのか?ですが、選択肢として、「摘出手術」、「放射線治療」、「薬物療法」、「監視療法」があります

それまでにも色々調べてもいたので、その段階ではスッキリ「全摘手術かなぁ~」思ったのですが、その前にまだ色々検査を受ける必要があります

とりあえず、手術の日程を仮押さえしましたが、それは2ヶ月以上も先でした

画像診断

組織検査で前立腺がんと診断されたので、がんが他に転移していないかどうか調べるための画像診断を受けました

画像診断には「MRI検査」「CT検査」「骨シンチグラフィ検査」がありますが、MRI検査は既に受けており、残りの二つの検査を受けました

MRI検査

がんが前立腺内のどこにあるのか、前立腺の外への浸潤がないか、リンパ節への転移がないかなどを調べます

CT検査

がんが他臓器、特にリンパ節転移や肺への転移がないかを調べる検査です

骨シンチグラフィ検査

シンチ検査は骨に転移があるかどうかを調べる検査で、放射性医薬品(ガンマ線という放射線を出す薬)を静脈に注射し、体内に取り込まれた部分から放出されるガンマ線を専用の装置で体外から計測することによって薬の分布を画像化し検査します

そのために、注射してから3時間程度経ってから検査となり、その間外出し、おいしい昼食をいただきました

両検査とも台の上に寝ているだけで済むので全然苦痛ではありませんし、結果は、両検査とも大丈夫でした

そらマメくん
そらマメくん

正直、転移が見つかると大変だと思い、不安がいっぱいでしたので本当にホッとしました

これらの検査を通してひとつだけ良かったことといえば、頭部を除いて他の臓器のがん検査もできたということです

最終的に「全摘手術」を決定

最終的の診断結果は

「がんは前立腺内に留まり他への転移はないものの、細胞検査のリスク分類では高リスク」

でした

前立腺がんの進行は遅く、治療方法も色々ありますが、すっきりしたいと言う気持ちも強く、また69歳と言う年齢(まだ若く体力的に手術に問題がないという意味です)や今後の不安感も考えて「全摘手術」をお願いすることにしました

手術の方法には「開腹手術」、「腹腔鏡手術」、「ロボット手術」があり、私はロボット手術で行うことができました

このロボット手術は、下腹部に小さな穴を数ヶ所(6ヶ所)開けて、精密なカメラや鉗子を持つ手術用ロボットを遠隔操作して行う方法で、微細な手の震えが制御され、拡大画面を見ながら精密な手術ができます

私の場合は、お腹の両側に2ヶ所ずつとおへその所に1ヶ所、その左上に1ヶ所と合計6ヶ所に穴があり、出血も少なく、1週間後には傷口のテープが剥がされました

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前立腺がんに罹患しました(第一回)https://solamamekun.com/2024/08/22/%e5%89%8d%e7%ab%8b%e8%85%ba%e3%81%8c%e3%82%93%e3%81%ab%e7%bd%b9%e6%82%a3%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f%ef%bc%88%e7%ac%ac%e4%b8%80%e5%9b%9e%ef%bc%89/Thu, 22 Aug 2024 04:36:41 +0000https://solamamekun.com/?p=2373

9か月ぶりの投稿になりますが、やめた訳ではありません と言うのは、今まで入院したことがなかった私がなんと「がん」に罹患し、そのせいかあまり気分が乗らず、やっと一段落したので再開です 思い起こせば、1年前の6月、人間ドック ... ]]>

9か月ぶりの投稿になりますが、やめた訳ではありません

と言うのは、今まで入院したことがなかった私がなんと「がん」に罹患し、そのせいかあまり気分が乗らず、やっと一段落したので再開です

思い起こせば、1年前の6月、人間ドックを受診した時からこの病気との付き合いが始まりました

それから1年が経過し、その間に前立腺の全摘手術を受け、手術後の診断を踏まえて一段落です

医師によると再発の確率は30%らしいですが、それはその時に考えると言うことで、この1年間の経過をブログにアップしましたので興味のある方はご覧ください

長くなりますので、4回に分けてアップしますので、興味のある方は是非最終回まで読んでみてください

今回を通しての感想

自分の今後についてあらためて考えさせられました

前立腺がんは、一般的に進行が遅く、今すぐに死に至るような病気ではありません

今後の治療方針について医師と話をした際

お医者さん
お医者さん

現在69歳で、これに男性の平均寿命、この病気の5年後の生存率を考えると・・・

との発言を聞いて、あらためて自分の年齢(69歳)と寿命について考えさせられるきっかけとなりました

特に、「がん」のイメージからこの会話はより現実味を帯びたものでした

罹患が発覚するには何か予兆があるはずです

人間ドックを受けているから大丈夫と思わないことだし、逆に細かく様々な検査を受けようとしたら際限がありません

何か気になる事が出てきたらその都度速やかに受診すること、それで手遅れだったらそれは運命として受け入れるしかないと思います

今回の場合も数年前から尿の出が悪いとの自覚はありましたが放っていました

そもそも「がん」について

どこかのCMで見たことがあるはずですが・・・

みんなが知ってる通り「がん」は日本人の死因第一位です

国立がん研究センターが発表したデータによると、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は2人に1人、死亡する確率は4~5人に1人となっています

がんと診断される確率    男性65.5%、女性51,2%

がんで死亡する確率     男性25.1%、女性17.5%

男性の部位別の死亡数と罹患者数

男性の部位別の死亡数では、肺が最も多く全体の24%を占めており、続いて大腸、胃、膵臓、肝臓の順となっています

一方で、罹患者数は、男性で前立腺が最も多く17%を占めており、高齢になるにつれその比率は高くなります

前立腺がん

前立腺とは

前立腺は男性のみにある臓器で、膀胱の下に位置し、尿道のまわりを取り囲み栗の実のような形をしています

前立腺がん

前立腺がんは、前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失い、無秩序に自己増殖することにより発生します

早期に発見すれば治癒することが可能で、また、多くの場合比較的ゆっくり進行し、5年相対生存率99.1%、10年早退生存率78%です

早期の前立腺がんは、多くの場合自覚症状がありません。しかし、尿が出にくい、排尿の回数が多いなどの症状が出ることもあります

進行すると、上記のような排尿の症状に加えて、血尿や、腰痛などの骨への転移による痛みがみられることがあります

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阿蘇巡りhttps://solamamekun.com/2023/11/17/mt-aso/Fri, 17 Nov 2023 05:07:43 +0000https://solamamekun.com/?p=2261

九州のお勧めの観光地の一つに「阿蘇山」が挙げられます。 外輪山から眺めるあのカルデラの雄大さ、草千里ヶ浜の大草原、時々噴火する壮大な中岳等、お勧めのスポットは沢山あります。 今回は「南阿蘇鉄道」と「くじゅう花公園」を紹介 ... ]]>

九州のお勧めの観光地の一つに「阿蘇山」が挙げられます。

外輪山から眺めるあのカルデラの雄大さ、草千里ヶ浜の大草原、時々噴火する壮大な中岳等、お勧めのスポットは沢山あります。

今回は「南阿蘇鉄道」と「くじゅう花公園」を紹介します。

がんばれ!南阿蘇鉄道

南阿蘇鉄道は、地元の足として、週末はトロッコ列車を運行するなど、阿蘇観光には欠かせないローカル色豊かな鉄道として愛されています。

路線は立野駅から高森駅までの17Km、片道約30分、I日14往復運行しています。その中でトロッコ列車は1日2往復片道50分です。

2016年4月の熊本震災で甚大な被害を受け一時は運休となっていましたが、今年7月に全線で運転を再開したとのニュースを受け、一度行ってみたいと思っていました。

ホームページによるとトロッコ列車は7月から11月の週末運行となっており、3日前迄に予約が必要です。

今回は晴天に誘われて、急に思い立って10月下旬の平日に行ってきました。

目指したのは「高森駅」です。綺麗に整備された駅の駐車場に車を止め、往復で乗車しました。

駅舎は新しく、地元のお土産品や軽い喫茶コーナー、子供達が描いた絵の展示コーナーがあります。

停車場にはワンピース塗装の列車が停車しており、頑張って盛り上げています。

青空と阿蘇山にワンピース車両が映えます

出発の40分前位に着いたにも関わらず多くの人が電車を待っていました。

殆どが観光客で、駅のホームに自由に入る事が出来、みんな色んな所で記念撮影しています。

折り返しの1両編成のディーゼル車が到着し、お客が降りると整理券を取って乗車します。ワンマンバス感覚です。

みんなが丁度座れる程度の混み具合です。

電車はディーゼル音を出しながらゆっくりと走ります。

澄み切った青空、カルデラの田園風景と阿蘇の外輪山を眺めながら、何か懐かしく、ゆったりとした気持ちになりました。

車窓からパチリ「阿蘇の根子岳が見えます」
線路は続くよどこまでも〜🎵

終点の立野駅までは8つの駅があり、駅舎はそれぞれ特徴があります。

ガンダムのプラモが置いてある「中松駅」、昔懐かしい駅舎を醸し出す「長陽駅」、日本で一番長い駅名だった「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」など、様様な工夫がされています。

また、「見晴台駅」は、上白石萌歌さんのキリンビバレッジのCMが撮影された駅だとアナウンスされていました。

立野駅からの折り返しは外人団体客が乗車、こんな所にまでと思いました。

そらマメくん
そらマメくん

運転士はひとりで駅での折り返し業務をこなし、途中駅では観光案内のアナウンスをされるなど、経営努力をされている姿を見ると、この路線が続きますようにと思いました。

帰り道に高森駅から車で10分程度の「白川水源」に寄りました。

阿蘇山周辺にはたくさんの湧水スポットがあり、中でも白川水源は豊富な水量を誇リます。透明度も高く「名水百選」に選ばれています。

水源の水は汲んで帰ることができるので、ペットボトルなどを持って行きましょう。

透明な池に湧水がどんどん沸いています

くじゅう花公園

九州の中心部位置する雄大な久住高原、そこに広がる22万平方メートルのくじゅう花公園は、年間500種500万本の花々が咲き誇ります。

広大な園内は、4つのエリアに分かれており、春はチューリップやネモフィラ、夏はひまわり、秋はサルビアやコスモスと季節毎に楽しめるそうです。

訪れたのは11月1日、風もなく気持ちの良い晴天。入園料1200円を払い公園の中に入り、まずは昼食をとりました。

レストランというよりはフードコートみたいなお店でしたが、テラスで食べた日田焼きそばは、麺が香ばしくとっても美味しかったです。

入園料1200円は少し高いと感じましたが、あの広い公園の維持管理を思うと致し方ないかと。なお、12月から2月の間は休園となります。

ケイトウ、サルビア、マリーゴールドが満開、コキアも赤く色づき始めていました。

阿蘇の山並みと澄み渡る青空をバックに、

ケイトウの赤と黄色の見事なコントラスト
丘の椅子に座って、仲良く「はい、チーズ」
白、赤、紫色の三層になったサルビアの花壇
見事な黄色とオレンジのマリーゴールドと丘の上の木
赤く染まってきたコキア

と、写真を撮りまくり、その中で秀逸なのを何枚かアップしました。

また、施設内にはグランピング施設もありました。

夜に光り輝く満点の星空を見てみたいです

ミルクロードとレストラン北山

くじゅう花公園や大観峰へは、外輪山の尾根に沿って走る「阿蘇ミルクロード」をドライブしながら行くのがお勧めです。

周辺に牧場が多いことからこの名前がついたらしいですが、なだらかな草原をかっ飛ばす爽快感がなんとも言えません。

そらマメくん
そらマメくん

途中「大観峰」があります。色んな情報誌では一番のおすすめスポットと言われますが、私の一番は「レストラン北山 西湯浦園地展望所」です。

ハートマークにカットされています

壮大なカルデラ

大観峰は人も多く、展望所まで結構歩かないといけませんが、ここは目の前に阿蘇カルデラが広がります。

また、定番中の定番として「草千里ヶ浜」があります。大観峰と並ぶ阿蘇の絶景ビュースポットとして有名で、阿蘇烏帽子岳の麓に広がる直径約1kmの草原では、放牧された馬がのんびりと草を食む姿が印象的です。ただ、ここも結構人が多いです。

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金閣寺・銀閣寺(京都観光2023年秋)https://solamamekun.com/2023/11/09/kinkakujiginkakuji/Thu, 09 Nov 2023 01:49:48 +0000https://solamamekun.com/?p=2218

京都の観光地の代表格のひとつとして金閣寺や銀閣寺が挙げられます。 はじめて京都に行った時に一日観光バスで「行った事があるよなぁ〜」程度でした。 と言う事で、今回は定番を巡ることとし、金閣寺・銀閣寺に行ってきました。 まず ... ]]>

京都の観光地の代表格のひとつとして金閣寺や銀閣寺が挙げられます。

はじめて京都に行った時に一日観光バスで「行った事があるよなぁ〜」程度でした。

と言う事で、今回は定番を巡ることとし、金閣寺・銀閣寺に行ってきました。

京都市内の移動について

地下鉄・バス一日券

まずは、金閣寺、銀閣寺のどちらから行くか?です。

宿泊先の京都駅からは、銀閣寺方面は清水寺や八坂神社等があり、テレビのニュースでも「206系統のバスで乗りきれない観光客の映像」を見た記憶もあります。

したがって、地下鉄とバスで行きやすい金閣寺から行くこととしました。

これが大正解で、地下鉄は混んでなく、13分であっという間に北大路駅に到着、駅にはバスターミナルがあり、案内表示もわかりやすく、約10分、ゆっくり座って行きました。

まずは京都駅で「地下鉄・バス一日券(1100円)」を購入したのですが、これがとっても便利です。

バスの混み具合でバスの系統(行き先)を選び、最寄りの地下鉄駅で移動するなど、地下鉄とバスで色々な組み合わせで移動が出来ます。

以前はバスだけの一日券(700円)もあったのですが、何せバスが大混雑のため今年の9月で発売停止となったみたいです。

金閣寺(鹿苑寺)

北山文化の黎明を今に伝える金閣寺

正式名称を鹿苑寺(ろくおんじ)といい、臨済宗相国寺(しょうこくじ)の塔頭(たっちゅう)寺院で、舎利殿「金閣」が特に有名なため一般的に金閣寺と呼ばれています。

かつては西園寺家の別荘でしたが室町幕府三代将軍の足利義満が譲り受け、舎利殿(金閣)を中心とした「北山殿」を造りました。

創建当時、「北山殿」は政治・文化の中心であり、天皇や中国(明)からの使者を迎える場として使用されていました。

義満の死後、遺言によりお寺となり、夢窓国師を開山とし、義満の法号鹿苑院殿から二字をとって鹿苑寺と名づけられました。

黄金に輝く舎利殿 金閣

金閣寺に繋がる道から右を見上げると「大」と描かれた山が見えます。

これは、8月16日の五山送り火のひとつで、大文字・松ケ崎妙法・船形万灯籠・左大文字・鳥居形松明のひとつの「左大文字」です。

大の字が見えます

金閣寺に繋がる道を歩き、総門をくぐると受付がありそこで入園料500円を支払います。

順路に従って歩いていくと、鏡湖池(きょうこち)が広がり、その右の方に「舎利殿 金閣」が見事に金色に輝いています。

金閣寺案内図

空の青さとも相まって金の輝きは見事であり、色々な角度から写真を撮ってしまいました。

この金閣、昭和62年(1987)秋、漆の塗替えや金箔の張替え、更に天井画と義満像の復元を行ったそうですが、それにしても全く劣化を感じさせません。

建物は、二層と三層は、漆の上から純金の箔が張ってあり、屋根は椹(さわら)の薄い板を何枚も重ねた柿葺(こけらぶき)で、上には中国でめでたい鳥といわれる鳳凰が輝いています。

また、建物の内部は見る事ができないのですが、説明書によると、一層は寝殿造で法水院(ほっすいいん)、二層は武家造で潮音洞(ちょうおんどう)とよばれています。

三層は、中国風の禅宗仏殿造で究竟頂(くっきょうちょう)とよばれ、三つの様式を見事に調和させた室町時代の代表的な建物と言えます。

銀閣寺(東山慈照寺)

義政の精神を受け継ぐ、東山慈照寺

正式名称を東山慈照寺(とうざんじしょうじ)といい、相国寺の塔頭(たっちゅう)寺院の一つです。

室町幕府八代将軍の足利義政によって造営された山荘東山殿を起原とし、義政の没後、臨済宗の寺院となり義政の法号慈照院にちなんで慈照寺と名付けられました。

北山文化の中心をなした北山殿、通称「金閣寺」に対比させて、東山文化の中心をなした東山殿を「銀閣寺」と呼ぶようになったという説が有力です。

楼閣庭園建築の代表的建造物、観音殿 銀閣

総門をくぐってから中門までの参道は、大刈込の竹垣が特徴で「銀閣寺垣」と呼ばれ、クランク状の参道を歩くにつれ、銀閣寺の世界へいざなわれていくような気がします。

杮葺(こけらぶき)屋根の「観音殿」は、金閣寺の舎利殿や西芳寺の瑠璃殿を模して造られた2階建ての楼閣建築で、下層の「心空殿(しんくうでん)」は書院造、上層の「潮音閣」は禅宗様仏殿で、花頭窓(かとうまど)が特徴的です。

金箔が贅沢に貼られている派手な金閣に対して、東山文化を代表する建造物である銀閣の魅力は、中国文化や禅宗の影響を受けたために簡素で洗練された趣を持ち、これは現代に通じる日本人特有の美意識とされます。

月の光を反射させるように白砂で波紋や灘を表現したといわれる平面的でシャープな砂盛りは銀沙灘(ぎんしゃだん)、一般的な枯山水とは一線を画した現代アートのような向月台や銀沙灘があるのも、銀閣寺の魅力のひとつです。

境内東側の展望所からの絶景

展望台への道は綺麗に整備されており、展望所からは、銀閣や庭園など慈照寺全体を見渡せます。

秋の紅葉シーズン、冬の雪景色、新緑の5月と様々な景色が楽しめると思います。

また錦鏡池(きんきょうち)を囲む庭は、木々の緑と苔の緑と同化して太陽の光で輝き、始まりつつある少しの紅葉も加わってみずみずしい風景でした。

相国寺と相国寺通天閣美術館

相国寺

相国寺は臨済宗相国寺派の禅寺です。

室町幕府三代将軍足利義満により創建され、金閣寺もほぼ時を同じくして義満により創建されました。

銀閣寺はその後年、同じく室町幕府八代将軍である足利義政により創建されています。

足利歴代将軍が創建した禅宗寺院として、金閣時と同様、本山である相国寺の塔頭寺院となり今に至っています。

相国寺通天閣美術館

昭和59年4月に相国寺創建600年記念事業の一環として、本山相国寺・鹿苑寺(金閣)・慈照寺(銀閣)・他塔頭寺院に伝わる美術品を受託し、保存及び展示公開、修理、研究調査、禅文化の普及を目的として当館は建設されました。

現在では、国宝5点、重要文化財145点を含む多くの優れた文化財が収蔵されており、様々な展観を行っています。

今は「若冲と応挙」と称して、I期(9/10〜11/12)、Ⅱ期(11/19〜1/28)にかけて、相国寺と伊藤若冲の関係を軸に、相国寺と相国寺塔頭所蔵の作品が公開されています。

最後に・・・

そらマメくん
そらマメくん

今年の6月の伊藤若冲を巡る旅行に続き、今回の金閣時・銀閣寺と相国寺通天閣美術館を巡ったのですが、全てが伊藤若冲のリンクしており、何か不思議な繋がりを感じます。

何かをテーマにそれに沿った京都見物も中々良いですね。その際は、I日最大で2か所程度が良いと思います。

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黄檗山萬福寺のランタンフェスティバル(京都観光 2023年秋)https://solamamekun.com/2023/11/03/ohbkusann_ranranfestival/Fri, 03 Nov 2023 05:32:44 +0000https://solamamekun.com/?p=2188

10月中旬に妻と一緒に義母を訪問し、その流れで2泊3日の京都観光をしてきました。最近は、春と秋に訪れるのが恒例となっています。 紅葉には1ヶ月早いのですが、京都の紅葉は今までも十分楽しんできたし、交通渋滞やあの人混みを避 ... ]]>

10月中旬に妻と一緒に義母を訪問し、その流れで2泊3日の京都観光をしてきました。最近は、春と秋に訪れるのが恒例となっています。

紅葉には1ヶ月早いのですが、京都の紅葉は今までも十分楽しんできたし、交通渋滞やあの人混みを避ける意味からも少し早めの訪問です。と言っても観光客は多く、7割は外国人と言った感じで、さすが京都ですね。

初日は、義母を訪問した後、夜に黄檗山萬福寺のランタンフェズティバルへ、2日目はベタにあの「金閣寺」「銀閣寺」、最終日は南座で公演中の藤山直美さんの「錦秋喜劇特別公演」を鑑賞し、その後相国寺の承天閣美術館で開催中の「若冲と応挙」を鑑賞してきました。

3日間とも天気も良く、今回も懐かしく楽しい旅行となりました。まずはランタンフェズティバルについて紹介します。

萬福寺と黄檗宗について

黄檗山萬福寺は1661年に中国僧「隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師」によって開創されました。

日本でいう「禅宗」は、臨済宗、曹洞宗、黄檗宗の三宗に分類されていますが、他の2つの禅宗と黄檗宗が大きく違う点として、中国的な特徴を色濃く残しているということが挙げられます。

黄檗山の建造物は中国の明朝様式を取り入れた伽藍配置で、正面一間を吹放しとした主要伽藍を中心軸上に置き、同じ大きさの諸堂が左右対称に配されています。

そういった建築物・美術・印刷以外にも、隠元豆(いんげんまめ)・西瓜(すいか)・蓮根(れんこん)・孟宗竹(たけのこ)・木魚なども隠元禅師から日本にもたらされたものであり、当時江戸時代の文化全般に影響を与えたといわれています。

また、予約が必要ですが、普茶料理(ふちゃりょうり)を食する事が出来ます。この普茶料理とは、本宗の開祖隠元禅師が中国から伝えた精進料理で、「普茶」とは「普く(あまねく)大衆と茶を供にする」という意味を示すところから生まれた言葉です。

黄檗山萬福寺へGo!

当日は、いったん京都駅近くのホテルにチェックインし、奈良線で黄檗駅を目指します。

京都駅から黄檗まで18分、15分間隔で出ており気楽に行けます。ちなみに、平等院のある宇治駅は次の駅です。

ランタンフェスティバルを見るには入場券1500円が必要です。前売りだと1300円、スマホでポチッとして事前に購入しておきました。

最近はオンライン決済&電子チケットが増えておりわざわざチッケットと引き換えなくて済むのでとっても便利です。

ランタンフェスティバル

開催期間は10月8日から12月10日までの17時30分から21時までとなっており、結構長く開催されていますが、だんだん寒くなってくるので早めに訪れたほうが良いですね。

広い境内の至る所にこれでもかと言うくらいにランタンが展示してあり、夜の深まりとも相まってとっても綺麗かつ幻想的です。

また、週末はあの伝統芸能の「中国変面ショー」を始めとしてイベントが開催されており、折角行くならそれに合わせたほうが良いです。

私は以前より「中国変面ショー」を見たいと思っていたので、それを鑑賞できてとっても楽しい夜となりました。

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松下村塾を訪ねてhttps://solamamekun.com/2023/10/29/hagi_syoukasonjyuku/Sun, 29 Oct 2023 06:01:02 +0000https://solamamekun.com/?p=2163

9月の中旬、福岡から遠そうでそうでもない山口県の萩とその周辺を回ってきました。投稿に少し時間が経ってしまいました。 自宅を出て高速をひた走り約3時間弱、萩に到着です。あいにく天気がぐずぐずでしたが、綺麗に整備された城下町 ... ]]>

9月の中旬、福岡から遠そうでそうでもない山口県の萩とその周辺を回ってきました。投稿に少し時間が経ってしまいました。

自宅を出て高速をひた走り約3時間弱、萩に到着です。あいにく天気がぐずぐずでしたが、綺麗に整備された城下町の古い街並みが私たちを迎えてくれました。

萩市について

萩は慶長9年(1604)に開府して以来、およそ260年にわたって毛利36万石の城下町として発展し、天災や戦災を免れ、当時の町割りや建物、道など当時のたたずまいが今日まで変わることなく継承されています。

平成27年7月にユネスコ世界遺産委員会で、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼・造船・石炭産業」が世界遺産に登録されました。この遺産群は九州・山口を中心に8県11市に23の資産があります。

萩エリアは時代順に1番目のエリアで、「萩反射炉」、「恵美須ヶ鼻造船所跡」、「大板山たたら製鉄遺跡」、「松下村塾」、「萩城下町」の5つの資産で構成されています。

そらマメくん
そらマメくん

萩は山の中にあるイメージですが、阿武川の下流の三角州の上に発達した街で、日本海に面しており、昼食は漁港直結のレストランで美味しく海鮮丼を食しました。

松下村塾

以前より一度訪れてみたいと思っていました。建物は松陰神社の中にあり、松蔭に関する説明の碑などが綺麗に整備されており、何となくその時代の雰囲気を醸し出しています。

松陰は身分や階級にとらわれず塾生として受け入れ、わずか1年余りの間でしたが、久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山県有朋、山田顕義、品川弥二郎など、明治維新の原動力となり、明治新政府に活躍した多くの逸材を育てました。

部屋の壁には、松蔭をはじめとして15名の肖像画や写真が掲げられており、よくもまぁ将来を背負った人達が集まったものかと思い、時代が変わる時は何か大きな力が呼び寄せたのですね。

写真は、上段の真ん中が「吉田松陰」、その左が「高杉晋作」右端が「木戸孝允」、中段の右端が「伊藤博文」その右が「山県有朋」です。

松陰は、「学は人たる所以を学ぶなり。塾係くるに村名を以てす。」と『松下村塾記』に記し、村名を冠した塾名に誇りと責任を感じ、志ある人材を育てようとしました。

元乃隅神社

元乃稲成神社は 1955 年に白狐のお告げにより創建された神社で、日本海の大パノラマを背に 123基の鳥居が連なる圧巻の景色は、2015年にアメリカの放送局 CNNが発表した「日本の最も美しい場所 31選」にも選ばれました。

そらマメくん
そらマメくん

萩を訪れた夜は長門湯本温泉に泊まり、翌朝元乃隅神社をめざしました。まずナビをセットしようとしたのですが、神社名では検索出来ず、おおまかな地名を入れて出発、途中ところどころに案内板がありましたが、くねくねと狭い道が続き運転に結構気を使いました。

角島大橋

テレビCMやロケ地にたびたび登場する角島大橋。リゾートのような白い砂浜とコバルトブルーの海が広がる絶景がSNSでも話題となり、またたく間に日本トップクラスの絶景ポイントとして紹介されるようになりました。

橋の長さも無料で渡れる一般道としては日本屈指の長さです。(1,780m)

そらマメくん
そらマメくん

当日は生憎の「曇り時々雨」、青い空に輝くコバルトブルーの海とまではいきませんでしたが、天気が良ければきっと綺麗だろうなぁ〜と思います。

ただ、そのためだけに出かけると言うよりは、どこかに行った帰り道のに立ち寄るのが良いと思います。

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八重山諸島へGo!https://solamamekun.com/2023/07/22/yaeyama_island/Sat, 22 Jul 2023 07:34:52 +0000https://solamamekun.com/?p=2079

福岡から那覇空港で乗り継いで4時間、石垣島に到着です。そこには、懐かしい友人とエメラルド色に輝く海が私達を迎えてくれました。 石垣へ向かう機内からも綺麗な島々が見え始めました。伊是名村や伊良部島など眺めているうちに、段々 ... ]]>

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〜抜けるような青空、ずっと眺めていたくなるエメラルド色に輝く海〜

石垣島へ出発

福岡から那覇空港で乗り継いで4時間、石垣島に到着です。そこには、懐かしい友人とエメラルド色に輝く海が私達を迎えてくれました。

石垣へ向かう機内からも綺麗な島々が見え始めました。伊是名村や伊良部島など眺めているうちに、段々気分が盛り上がってきます。

宮古島に繋がった伊良部島です。滑走路は下地島空港が見えます。
伊良部島の下地島空港滑走路が見えます

石垣島は、沖縄県の八重山列島にある島で、沖縄本島、西表島に次いで3番目の島で人口は5万人、那覇市から410Km離れており、一方で台湾とは270Kmしか離れていません。

石垣島の観光パンフから

石垣旅行はやはり「夏」、それも梅雨明け直後の7月上旬がベストです。それ以降も良い天気は続きますが、台風襲来のリスクが常にあります。

今回は、その梅雨明け時期を睨み、2月から航空便とホテルを押さえ準備万端、後は台風が来ませんようにとお願いしました。

当日は石垣在住の友人曰く「こんなに晴れるのは滅多にない!」との事、神様へのお願いが効いたみたいです。

今回は2日間の滞在で、初日は石垣本島定番巡り、2日目は西表島観光としました。

定番の中の定番「川平湾」

その美しさは、世界的旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」において沖縄県内で唯一、最高評価の「三つ星(わざわざ旅行する価値があるほどの場所)」に格付けされており、美しいエメラルド色に輝く海と太陽の日差しを照り返す白砂のビーチ、いつまでも眺めていたい風景です。

石垣島の顔になっている川平湾

そこでは、グラスボートに乗り30分程度、湾の周りを遊覧し、珊瑚や綺麗な魚が見れるポイントを案内してくれました。

ウミガメにも出会う事が出来、お願い事をすれば実現するとの事でしっかりお願いをしました。

御神崎灯台からの展望

石垣島最西端に位置する岬で、シンボルの白い灯台から広がる絶景は、息を呑むばかり。標高約37mの高台からは、西方20km程先の雄大な西表島がダイナミックに迫ります。

足元に目をやると、まさに断崖絶壁…。存在感抜群の巨岩やゴツゴツした岸壁に、寄せては返す荒波は、穏やかな八重山の海のイメージとはおよそかけ離れた、大海原の力強さを感じさせてくれます。

吸い込まれるような絶壁と海
遠くに西表島が見えます

エメラルドの海を見る展望台(バンナ公園内)

バンナスカイラインの頂上付近に位置し、展望台からは石垣島の市街地やエメラルドグリーンの海は勿論、竹富島や崎枝半島も一望できます。

展望台から石垣市街が見えます

石垣港を出航し、西表島大原港へ

2日目は、八重山観光フェリーが主催する「西表島・由布島2島めぐりAM半日コース」に参加しました。

出発時刻となり、いよいよ西表島へ出航です。西表島までは約50分、天気も良く2階のデッキにあがり、まるでクルージング気分です。

隣には、他の島に向かう船と並走し、出航した石垣港がだんだん遠くなっていきます。相変わらず海はエメラルドグリーンで、竹富島、黒島、小浜島を見ながら西表島大原港に到着です。

石垣港を出航
他の島に向かう船と並走しています

西表島仲間川マングローブクルーズ

大原港で、ボートに乗り換えて仲間川の上流へマングローブクルーズです。

仲間川には、日本最大の「サキシマスオウノキ」や、西表では東部地区にしか生えていない種「マヤプシキ」をはじめとした日本最大のマングローブ林があります。

因みに、マングローブとは、「熱帯および亜熱帯地域の河口汽水域の塩性湿地にて植物群落や森林を形成する常緑の高木や低木の総称」(ウィキペディアより)です。

クルーズ途中突然スコールが来ましたが、10分もしないうちにあがりました。亜熱帯地域の特色ですね。

マングローブ

水牛車に揺られて海を渡り由布島へ

クルーズから大原港へ戻り、そこからバスで15分移動し、最後は水牛車にゆられ由布島へ向かいます。

心地いい風を浴びながら、由布島へゆっくり流れる癒しの時間を堪能出来ます。所要時間も約15分とすぐですが、途中水牛が立ち止まったと思ったら、何の指示もしないのに動き出したりして、ここは牛さんの自主性に任せているのが面白いです。

水牛は発汗する事ができず、熱に弱いので、由布島では水の中に入って体を冷やしている姿が何とも言えなく可愛かったです。

由布島は島全体が亜熱帯植物園になっており、離島ならではの動物や植物に出会うことができます。

水牛は自らのペースで歩きます
水牛車に乗って渡ります
水牛が水の中で体を冷やしてます

最後は大原港から石垣島へ戻り、このツアーの終わりです。

最後に友人が経営するショップでお買い物

石垣港から歩いて10分程度、友人が営む「Kayak八重山工房」に向かいます。

ホームページには

薗田くん
薗田くん

“10年前に八重山に移り住み、訪れる人、作り手、そして橋渡し役のわたしたちが、繋がり、関わる人々が皆、ハッピーになれる場所をつくっていきたいと思い、Kayak八重山工房を誕生させました。”

とあり、まさにコンセプト通りに様々なジャンルでセンス良く厳選された品物が並べられていました。

みなさんも石垣訪問の際は是非に立ち寄ってみて下さい。

石垣の旅の終わりに

八重山工房を出てタクシーで石垣空港に向かい、那覇に行き、翌日福岡に戻りました。

今回の旅行は、妻に石垣の海を見せてあげたいと昔からずっと思っていたのですが、天気も良く、友人の助けもあり、とっても素敵な旅となりました。また近いうちに訪れると思います。

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